あかねさす少女と同じラジオがきっかけに生まれた異世界へ行く道具があった?!その名はヘミシンク【入門編】
あかねさす少女は2018年の秋アニメとして放送されたオリジナルアニメです。
あらすじは、女子高生の土宮明日香率いる「鉱石ラジオ研究会」と言う部活で、「ご神木にラジオのチューナーを合わせると並行世界へ移動出来る」と言う儀式を実行して、本当に異世界(並行世界)と繋がってしまった。と言う物語です。
このアニメでは「鉱石ラジオ」と言うラジオをきっかけに異世界へ行ってしまうんですが、現実でもこれと似たようなチューナー(周波数)をきっかけに生まれた「ヘミシンク」と言うものをご存じですか?
今から、10年以上前にスピリチュアル界隈で流行ったCDなんですが、この音源は同人催眠CDにも応用されて、「オタク文化」にも浸透していきました。今回はこの「へミンク」について【入門編】としてお話したいと思います!
あかねさす少女と同じラジオがきっかけに生まれたヘミシンク
出典:ロバート・モンロー「体外への旅」―未知世界の探訪はこうして始まった! | ロバート・モンロー, 坂本 政道, 坂本 政道, 川上 友子 |本 | 通販 | Amazon
ヘミシンクはアメリカ人のロバート・モンローと言う人が1960年代から70年代にかけて研究開発した音響技術です。ヘミシンクはけっこう、歴史のある技術です。
モンローはもともと、ラジオ番組制作会社などを経営するビジネスマンでしたが、人一倍音に興味があり、音が脳に与える影響を調べていました。そんなラジオ音響技術を生かしさまざまな音響パターンを複雑に加工した睡眠学習ための音を制作するようになっていました。
あかねさす少女では異世界に行ったが、ヘミシンクでは体外離脱する?!
ある日、ラジオスタジオで作成した音源を聴いて、自分を被験者として実験していた時の事、昼寝や夜寝付く前に異変がおきはじめます。
全身が万力で押さえつけられているかのようになり、身動きがまったく出来ない状態となります。そして、身体が激しく振動するかのように震えるのです。時には轟音も伴います。
モンローはこのことを「振動状態」と呼ぶようになります。この症状に悩んだモンローは病院で診てもらいましたが、何も異常は発見されないのでした。
そして、この状態がつぐくようになった晩のこと、寝付く時にまた振動状態がやってきました。
今までも、この状態はすぐ収まっていたので、今回も大丈夫だろうと思い翌日に行う趣味のグライダーのことを考えていました。天気予報によれば明日は快晴で良いグライダー日和だろうと、心に思い描いていると、肩に何か当たります。
いつ床に落ちたのだろうと辺りを見回していると、床の真ん中から噴水のようなものが出ていて、よくみるとそれは、天井のシャンデリアでした。
下をみるとそこにはベッドが見え、そこには妻と誰かが寝ているのが見えます。奇妙な夢を見ているのだろうと近づいてみると、その誰かとはなんと自分だったのです。
このままでは死ぬ!と思ったモンローは必死に自分の身体に戻ったと言う、初めての「体外離脱」体験をしてしまったのです。
この偶然起きた体外離脱をきっかけに、モンローは周波数によって体外離脱する技術を開発したのです。
あかねさす少女では、異世界に行ってしまいますが、ヘミシンクでは体外離脱をしてしまったと言うことです。
体外離脱とは?
よく幽体離脱なんて言葉は聞きますが、体外離脱とはどんなものなのでしょうか?
体外離脱とは体内に意識を持ったまま、身体を抜け出すことです。
簡単に言えば幽体離脱とは身体から抜けている時は「自分が身体から抜けている」と言う自覚がないのですが、体外離脱は自分が「身体から抜けている」と言う自覚もあるし、自分の身体の感覚もあると言うことです。
幽体離脱ついては、後日詳しくお話したいと思いますが、体外離脱とは主に「エーテル体」の意識が拡大する事で、幽体離脱とは主に「アストラル体」の意識が広がることになります。
幽体離脱は寝ている時に起こることが多いので、寝ている時は自覚がないですよね?
ですが、体外離脱は自分が起きていると自覚しながら別の意識を持ちます。これを「変性意識」と言います。この変性意識の状態が「体外離脱の状態」であると考えられます。
モンローはこの体外離脱の研究者です。そして、実は、体外離脱と言う言葉を作ったのもモンローだと言われています。
この体外離脱、研究していくうちに「脳」と関係があることが分かってきました。
ヘミシンクと脳の関係
●脳波について
ロバート・モンローが音響を用いて研究を始めたところ、人の意識と脳波の関係について大まかに分かってきました。
脳波とは大脳新皮質での電気的な信号の変動の事を言います。
変動は速いものから遅いものまであり、13~8ヘルツまでをアルファ、8~4までをシータ。4以下をデルタと呼びます。
大人覚醒持には、シータが主流になっていて、リラックスすると、アルファ、深い眠りにつくとデルタになります。
モンローはどうにかして、音を使って人の脳波や意識に影響を及ぼせないかと考えました。
ですが、ここで問題がありました。人に聞こえる音はせいぜい60Hzよりも速い振動なのです。
瞑想や深いリラックス状態に関係があるのは人が聞き取れない10Hzよりも遅い振動なのです。
モンローが注目していたのは4Hz以下のデルタの状態になる周波数でした。
4Hz以下は人間には絶対に聞き取れない領域です。ですが、この問題を解決してくれた技術があります。
バイノーラル・ビートを改良して生まれたへミンク
ヘミシンクにはバイノーラル・ビートと言う技術を基にした音響効果が使われています。バイノーラル・ビートは20世紀初頭にオスターによって発見され、左右の耳で違う周波数の音を流し、脳が脳内で二つの音を合成させることで起こる低周波信号を知覚する聴覚現象を言います。これによって、深いリラックスと瞑想効果が得られます。
最近ではドラマCDでも取り入れられているので、アニメ好きな方は知っている方も多いと思いますが、ヘミシンクと同じく、同人催眠音声CDにも使われていることが多いですね!むしろ、絶対と言っていいほど催眠音声はバイノーラルで作られています。
このバイノーラルがモンローの悩みを救ってくれました。
モンローはこのバイノーラルを改良し、結果的に次の方法に至りました。
ステレオヘッドホンを使って、左右の耳に振動数の異なる音を聴かせると言う方法です。
脳の脳幹と言う部分で右耳から来た信号と左から来た信号が合成され、ちょうどその差に相当する新しい信号作られます。
つまり、耳では聞こえない信号が生み出されるのです。その信号が、左右の脳に同時に伝えtられ脳波として検出されます。その結果、左右の脳が一緒に活動するようになります。
例えば、左耳に100Hz、右耳に104Hzを同時に聞かせたとすると、脳の中で4Hzの周波数が生まれます。
こうして、最終的にはバイノーラルにピンクノイズを加え、複数のバイノーラルを同時に聞かせたものが出来上がり、これがへミンクです。
そして、モンローはこの4Hz前後の脳波領域で体外離脱や数々の興味深い不思議体験が起こることを発見したのです。
ヘミシンクで脳のリミッターを外す
前回お話したように、人間の脳はスピリチュアルが大の苦手です。
ですので、脳のリミッターを外さないとスピリチュアルなものを感知できないとお話しまいたが、このヘミシンクによってある意味脳のリミッターが外れます。
人間は古代からこの脳との関係に苦労してきました。今でも、脳は解明出来ていないことだらけなのですが、そんな中で、ロバート・モンローがへミシンクと言う音響を開発し、脳に影響を与え、私達の脳が少しでもスピリチュアルなものを感知しやすくなるようにしてくれました。
人工的に脳内を深い眠りの状態であるデルタの状態にして、しかも、覚醒している状態なのに、脳内はデルタの脳波にするんですからこれまでの人類史の中では、未知の体験です。
モンローは当初、体外離脱を目的としてへミンクを開発しましたが、その結果はむしろ、人間意識と言う遙かに広く深い研究のドアを開く結果となりました、それによって、ヘミシンクを聴いた人たちは体外離脱する、しない、に関わらず驚くべき体験が報告されました。
その中には、過去世体験、死後の世界体験、宇宙内体験、守護霊やハイヤーセルフとの交信や交流、などさまざまなスピリチュアル体験の報告があります。
人間、日常を普通に過ごしていたら体験できないような出来事ばかりです、このような体験をしたいのであれば、通例では、前回お話したデルフォイの巫女のようにガスを吸ったり、南米では薬物を使って脳のリミッターを外します。
しかし、そこには危険が伴いますし、やはり、一部の霊感の強い人が行うことの出来る特別な体験と言っていいと思います。
ですが、このヘミシンクは周波数で安全に脳のリミッターを外すことが出来て、なおかつ誰でも、霊感の強い人でなくてもスピリチュアル体験を試みることが出来ます。
あかねさす少女では、ご神木に周波数を向けますが、ヘミシンクは自分の脳に周波数を向けてある意味「異世界」に行くことが出来ます。
人間は日常、脳の中に固定観念を持って生きています。
ですが、モンローはこのヘミシンクは人間の誤った固定観念から解放するための物だと言っています。
いろんな意味で、ヘミシンクは人間の脳を自由にしてくれるものなのです。
と言うことで今回はヘミシンク入門としてお話しましたが、次回はヘミシンクを使って異世界へ行ってみよう!ってことで実践編でいきたいと思います!
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